雨音に消える泣き声…

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「あのっ「勇弥ぁー!」 ………くそ、変なタイミングで遥さんと喋る邪魔しやがってセクハラ男!! 「なんだよ?」 「お腹すいてすいてやべぇよぉー…」 「昨日の朝食べたろ、天丼。」 「昨日の朝だろ!もう夜だぜぇー我慢できねぇよぉー」 「うっせぇなぁー。なんなら買ってくりゃあいいだろうが。金あるんだしよ。」 「でも、コンビニ弁当あきたー」 「食えるだけマシだろ。」 料理も作れないのか…まぁ、しょうがないか…? 「あの、なんなら俺料理作りますけど…」 「あ、そ。………………え?」 「だから、俺作ります。」 「は?え?お前マジで言ってんの?料理だよ、料理?」 かなり驚いている様子のヨシ。 「はい。俺料理ならなんでも作れます。せっかく泊めてもらうんだし、料理くら…「やったぁ!!!サンキュー♪♪」 「うわぁ!!」 いきなりヨシに抱きつかれてびっくりして固まっていると勇弥が近づいてきてヨシを睨む。 勇弥から放つ殺気に感づいたのかヨシは離れる。 「今ならまだ近くのスーパーは営業していますね。お金、ここの使っていいですよね勇弥?」 「好きにしろ。」 「はい。」 「ありがとうございます。遥さん。」 「礼を言うのはこちらのほうですよ。」 「ところで、何を作れば…」 「あ!俺餃子…「ばっかお前、グラタン…「俺肉じゃが…「俺焼肉!!」 「えιえっと…えっとι」 「皆さん、浩志君が困っているでしょう!ちなみに私はナポリタンがいいです。」 「遥ー!!!ずりぃぞー!!」 「しょうがないですね…こうなったら我らがボスに聞き決定致しましょう。勇弥は何が食べたいですか~?」 「………………煮物。」
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