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「なんだよぉー…人がせっかくいい情報をくれてやったって言うのに…」
ちなみに幸樹は俺と愛が付き合っていたことは知っていて別れたことも知っている。
「チャットとか興味ねぇよ…ったく」
「そういうなよ!お前のパソコンにチャットのURL送っておいたからちゃんとやれよー。」
は?
『チャットのURLを送ったから…』
「な…何勝手に送ってんだよ!!現に今興味ねぇって言っただろ!返事待ってから送れや!!」
「まぁ、まぁ。そう怒んなよ~。家宝は寝てまてって言うだろ。」
ぜんっぜん意味違うしな…ι
「余計なお世話だよ!ったく、なんで俺がチャットなんかしなきゃなんねぇ~んだよ!!彼女なんて…」
「いらねぇってか?」
「そうだよ…」
んなの当たり前だろ…彼女と別れたばかりで新しい出会いをすぐ求める方がどうかしてる…
「恋愛感情をもたないで友達感覚でやってみろよ。」
「んなの、無理だろ…」
「なんでだよ?」
いちいち質問すんじゃねぇよ!!と突っ込みたいところだが今は眠たくてそんな気力はない…
「はあぁー…だ・か・ら!!友達感覚で話していて、相手が俺に恋愛感情抱いたらどうすんだよ!?」
「断ればいいだろ。」
んな、あっさりと!?
「だからだな…「あ、やべっ!!俺今から部活の大会だから行ってくるわ!」
じゃなと幸樹は手を振ると台風のように教室からいなくなった。
「ユニフォームくらい着ろよな…ったく。」
チャット…ねぇー…
パソコンなんて買うんじゃなかったな…と一瞬思った。
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