失恋…

6/8
前へ
/911ページ
次へ
ピロリロリーン 「嘘っι」 来たよ…え?!誰だよ…こんな奴としたいなんて相当な物好きだな… 《初めまして。私、大林 悠美(おおばやし ゆみ)と言います。私も彼氏いらないただの友達付き合いがしたいです。どうぞよろしくお願いしますね☆》 珍しいなぁ…彼氏いらないなんて…まっ、いっか。 《こちらこそ。君は何歳なの?》 送信 「よしっ。」 ピロリロリーン 「って、はやっ!!」 《高2です。あなたと同じですよ。あ、私のことは悠美って呼んで下さい》 「高2か…」 《じゃあ。俺も浩志でいいよ。》 《本当ですか?ありがとうございます。ところで、どこにお住まいなんですか?》 「俺は…」 いつの間にかチャットに夢中になってしまっていた。 その晩は一晩中悠美と色々話しをした。 女性とこんなに話しが弾んだのは愛以外にいなかった… 「うーっす。」 「あ、幸樹。」 にこにこと言うかヘラヘラしながら幸樹は教室に入ってくる。 「お前、昨日やったか?」 「何が?」 「何がって…チャットだよ!」 「あぁ…まぁな…」 「え!?マジ!!で、それでどうなった!?」 「はぁーなんでお前になんか……分かったよ、教えてやるよ…」 悠美と色々話しができたのは元を辿ればこいつのおかげだし… 仕方なく昨日あった出来事を話した。 「なるほどなぁ~。お前と話しが弾んだってことは珍しいタイプだな、その子」 「どういう意味だよ?」 幸樹をひとにらみするとアハハと笑われスルーされた。
/911ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2543人が本棚に入れています
本棚に追加