あの日

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二人の出会いは十月の終わりだった 一つ年上の彼には まだあどけない顔が残っていた 仕事の合間に友達からのメールを読んだ 『今日夜七時に迎えにいく!紹介したい人が居るの☆』 おぉ? めずらしぃ! やっと彼氏ができたか?! あたしは仕事の終わりを告げるとすぐに家路についた 会社から家まで車で40分 決して近くはない 六時前に家に着くとすぐに支度を始めた あたしの仕事は受付嬢 ただ若くて可愛いだけでなれてしまうそんな仕事 あたしはちなみにそこまで可愛くはない どちらかと言えば生意気な気の強い女だ
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