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深く暗い地下道。その最奥にある部屋……否。
そこは牢獄。
美しき銀色の囚われ人。
「……ふ……あ…ぁぁ……」
啜り泣くように……熱を帯びた声が密やかに充ちる。
「銀時」
「う……あぁ……土方ぁ…」
此処を出るときに形ばかりかけておいた上掛けは既に跳ね退けられて。
ガチャリ……。
重い鎖の響き。ひくりと震える躯。全身に狂い咲いた紅華。
「銀時」
頬に掌を添えれば僅かに開いた唇から誘うように揺れる紅い舌。情動の赴くままに噛みつくように味わう。それだけでずくりとした甘い疼きが腰にくる。
―――コイツはそれだけじゃ済まないだろうがな。
つ……と頸筋から背へ指を辿らせる。腕を拘束する縄を越えて……下半身へと。
「ん……あっ……!」
腰を辿り、双丘の割れ目をなぞれば途端にあがる高い声。
「早……くぅ……っ」
堪えられないとでもいうように身悶える姿を無視し、あえて緩慢に周囲を嬲る。掌には鳥肌の感触。それが心地好くて。
「焦んなって……もうこんなに咥えこんでんだろうが?」
指で秘部に触れれば、既に其処には堅い感触。それを真奥に押しつけるように、耳許で囁く。途端に跳ね上がる躯。水のように薄くなった精がたらりと溢れる。
「よく我慢したな……。コレ、抜いてたら……」
……また仕置きだったぞ?
「こんなにしといて……出来るわけ……あぁっ…!」
「ククク……テメーの淫乱なココにゃあ、そんぐれーしてやらねえとな」
腿の部分を縛りつける縄。固く閉じられた両脚の付け根にはもう幾度も放たれた精が流れ込んで。
「こんだけで何度イったんだ?テメーのココはこんなんでも悦ぶんか」
ずるりと抜き出した……男のモノを型取った張り子。長時間咥えこんでいた其処は、はくりと口を開け……数刻程前に土方が流し込んだ白濁をとろりと溢す。
その余りに淫靡な眺めにくらりと目眩がおきる。
「…ひ……ん…あぁ…っ…」
堪らず突き立てればぐちりと淫猥な音を立てて容易く呑み込む。あれだけ咥えこんでいたくせに、もうきつさを取り戻した内壁は、奥へ奥へと誘い込むように蠢いて……。
―――何度抱いても狂わされる。
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