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真二郎Side
それはお見合いの丁度一週間前のこと。
仕事終わって帰ると親父に呼ばれた―
芦「真二郎。おかえり。ちょっといいか?」
真「なに?汗かいたからこのまま風呂入りたいんだけど」
芦「悪いな。実はお前に会ってほしい人がいるんだ。」
真「誰?親父の仕事関係の人?」
芦「まぁそぅだな。松永財閥の娘さんなんだが。お前と同い年だそうだ。一度会ってみてくれんか?」
真「は?それって見合いしろってこと?」
芦「ん~まぁそういうことだ。」
真「嫌だよ。」
芦「一度会うだけでいいんだよ。相性もあるし。とても可愛い子かもしれんぞ。会ってみろよ」
真「あーもう分かったよ。会うだけだからな!」
芦「おぅありがとう。じゃぁ来週の日曜日空けといてくれ」
真「日にち決まってんのかよ。まぁ日曜日はオフだしいいけど。」
俺は今まで何回か見合いをさせられた。
だけど見合いしてきたやつみんなが俺目当てだった。
ATLRboysのSHINだから。
だから俺の顔色を伺ってばかりだし、俺を失わまいとあの手この手使う。
正直うざかった。
だから決めたんだ。
見合いなんて黙り込んで機嫌悪くしてればすぐ終わる。
女はこんな人だと思わなかったと見合いを不成立にする。
女なんて。
いらない。
そぅ思っていた。
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