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「仁って呼べよな!赤西なんて絶対呼ぶなよ。あ、あと仁お坊ちゃまも絶対やめろ!」
「………ふーん」
「お前…ぶっ殺してぇ…!!!」(ワナワナ)
は、こっちの台詞だっつぅの。アホか。
てゆーか………
「俺、あんたの世話係だけするなんて不満だらけなんですけど。」
「あー!お前今あんたっつった!あんたって!あんた!」
うざい…。うざすぎる。
「うるせぇお前。黙れ」
「お前がな!てかどっちがご主人様だよ」
…本当。どっちが年上なんだよ。
「俺は、世話だけじゃなくて他のことも教えてやるって言ってんの。」
「はい?お前に言われなくても世の中のこと知り尽くしてるし」
「どの口が言うか」
「…………あ、でも俺ーわかんないコトあるわ。一個だけなら」
「……なんだよ。(つーか一個以上あるだろうが)」
赤西は、ニヤリと怪しげな微笑みをみせた。
それは身体が疼くような、なにかを企んでいるような笑みだった。
「保健体育がわかんないんだけど。
和也、教えてくれる?」
言い返す隙もなく、俺は背後にあったソファーに突き飛ばされた。
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