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『あら!仁ったらここに居たの?探したのよー、遅いから。』
「あー、ごめん。ってか、おふくろ。コイツ誰…?」
ちらりとソファーに座るあいつを見る。部屋をキョロキョロ見渡していた。なにがそんなに珍しいんだ?
『あぁ。和也くん、起きたのね?ようこそ赤西家へ!』
「は!?」
赤西家へってなに!てゆーかおふくろコイツ知ってんの?!てか名前和也なんだ。
もっと凝った名前かと思ってた!
「こん…にちわ…。」
『こんにちは、和也くん。お母さんから聞いたわよ。仁の世話係になってくれるんですってね。』
「…え…」
せ、世話係!?コイツが俺の世話係?
どう見たって俺より年下だし、全然俺より手が掛かるんじゃねーの!俺の世話係は中丸だけで十分なんだけど…。
『じゃあ、私今から外出するから二人共仲良くやってね。仁、あまり手荒いことしちゃダメだからね。』
「お、おぉ…わかった…。」
バタン、と音を立ておふくろは部屋を出て行った。
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