LAST  -The Soul of My Sword-

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「、る、さいっ……!」 それは、自分の思考に対してだろうか。それとも自分の周りの屍どもか。 「ぅる、さい!!」 おそらく、そのどちらもだろう。 屍どもは、なお俺の進路を阻んでくる。 「うるさいって言ってるだろうっ!!」 走り出した。 屍どもが束になって正面から突っ込んでくるが気にしない。 刀を振りまわし、縦横に屍どもを切り捨てながら進む。討ちもらした奴が俺の体に傷を作ってくれる。 普段なら許さず切り捨てるところだが今はかまっている余裕なんてありはしない。 俺はただ、目的に向かって走るだけだ。
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