9人が本棚に入れています
本棚に追加
「う~…。」
後ろから女性の唸り声が聞こえる。
「う?…うぅ~。」
その声は疑問系に聞こえたかと思うと、再び真剣に悩みだしたようだ。
―――ポキッ
私(わたくし)の目の前でシャーペンの芯が折れると、ノートの上で弾き飛んで消えた。
「う~…」
「うるさいですわ!先程から!なんですの!?授業に集中できませんわ!」
「うっ!?」
私(わたくし)は、我慢の限界だった。
振り向き、後ろの席で先程から唸っている女性、天見 愛流(あまみ あいる)に怒鳴ると、愛流は非常にビックリした反応を見せた。
最初のコメントを投稿しよう!