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ひかる達が担任のいる場所について間もなく、担任が点呼をとりはじめた。
「よーし、全員いるな?」
担任は最終確認のために問う。
「じゃ、始めるか」
どうやら全てのクラスが同時にやるわけではなく、バラバラでやるらしい。
「じゃー、まずは先生が魔法陣を書いて見せる。
簡易的なヤツだからな、すぐに出来る」
担任はそう言って白いペンみたいなもので地面に何か幾何学的な模様をしたものを書き始めた。
「よし、出来た」
担任が言って立ち上がるのに5分としてかからなかった。
「こんな感じだ」
すでに簡易魔法陣の書き方は習っていたため、復習のような形になった。
「じゃ、出席番号の順番でやっていけ」
「愛流、頑張ってね」
出席番号で言うと、愛流が2番目だ。
2つの場所でやるため、愛流は先生がいた場所とは違う方へひかると玲菜の声援を背に受けながら歩いて行った。
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