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「そして、この契約で何故魔法が使えるようになるのか。
曽根川、分かるか?」
「はい」
ひかるはそう言って立ち上がる。
「契約した使者に自身の魔力を与えることにより、使者の魔力を貰う事ができます。
この使者の魔力が自身の身体に入ると、使者が使っている魔法が使えるようになります。
望むなら使者の知っている魔法全てを使えるようになります」
「うん。
座っていいぞ」
担任は満足そうに頷く。
「よし、それじゃ外に出て契約を開始する。
うちのクラスは2つの魔法陣を使うからな。
場所を間違えるなよ」
幾つかのクラスが同時進行で契約を行うのだ。
担任はそれを言うと教壇から降りる。
それは外に出てもいいという合図だった。
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