_最後の日常

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戦争中のこのご時世… まだ、この街は平和だった。 父親は自ら希望して 国家武装軍隊に所属しているため 幼い頃から身を守るすべは一通り教えられた。 国家武装軍隊っていうのは 特殊な能力を持った人達のことで 父さんも不思議な能力を持っている。 母親は学校の先生で 学校がない現在珍しく文学はできた。 なにをするにも いつも蝶と一緒だった。 ずっと、一緒だと… 幼い私たちは思っていた。
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