レール

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外は真夜中 ほほをなでる風は少し冷たく 目の前をみつめられるだけのヒカリがほしくて 旅に出ることにした あてなんかない それでいいさ きっと見つかるって信じてるから 好きなこと 嫌いなものに囲まれ 未来の風景のカタチ見つけた 進めるかな 道はあるかな 迷いがまた不安を生みだす その不安しか見えない中で 待ってて 手探りで光を目指すよ 人は皆、自分を主張しながら胸を張って 他の誰かに見守ってもらえるように 目立とうとしている だけどホントは心の底で少し甘えたいんだ 誰かからエールをもらいたいんだ 今の思いが込められた言葉 バケツ一杯になって 君に届けたいのに さよならなんて言わないでよ 感情というものは我儘なものだ こんなにも温もりが詰まっているのに どこかぽっかりと穴があいてたりするんだ 揺れる感情と向き合えたとき そこにはきっかけの種が落ちていて だけどその種を咲かせるためには 何が必要なの? 誰が知ってるの? 教えて 僕はこれからどうなるんだろう? 長いレールの上 ふらつきながら 少しでも近づきたくて 今のこの位置から少しずつ進んでいくよ このかすれた声の届くところまで 躓くけど よろめくけど 未来を探すよ
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