★ホストの世界★

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  「ちょっと、ナギ?もう授業終わったよ」 「ん…ナイトメア、いつか殴ってやる…」 「…誰?」 「…ハルヒ?」 「いつまでも寝ぼけてないで、早く帰ろう」 「あぁ、はぁ…」 「どうしたの?具合でも悪い?」   さぁ、次に来たるは桜蘭高校ですか。 頭も良くない庶民が良くもまぁ…。   「何帰ろうとしてんのさ!」 「しかもナギまで道連れにして!」 「道連れって…」   私今から死にに行くみたいじゃん。 それにしても…   「鈴、かっこカワイイ…」 「誰それ」 「あ、間違った」   光だ。鈴じゃない方が馨。 見分け方が酷いけど それはそれで、別に構わないよね。   「ほら!早く行かないとっ」 「殿がうるさいんだから」 「今日はタイムサービスがっ」 「え?もしかして私もホスト部なの?」   つまんな…。 どっかのお嬢になりたかった!   「何言ってんの?ナギ」 「当たり前でしょ」   あれよあれよと音楽室に引きずられ、光と馨が豪快に扉を開けられた。   「遅かったな」   待ち構えるは大魔王様で…   「次の衣装についてだが…」 「ハルちゃんナギちゃん!ケーキ食べる?」 「…光邦、ついてる」
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