31人が本棚に入れています
本棚に追加
「なにっ!?ナギ、具合でも悪いのか!?」
「至って元気です」
変なのはアンタらの態度だよ。
この世界では、私は最初からいた事になってるんだ…。
なんて迷惑な親切心…。
しかも私高1だ。
別に構わないけど。
「ね、ねぇ?」
「どうかしたの、ナギ?」
「ハルヒハルヒ、鏡、鏡ない?」
ココは夢の世界。
そして私はハルヒ的存在。
…さて、見た目ってどうなってるの?
普段の私なんて、どこにでもいる普通の人だし、取り立て可愛くもかっこよくもない。
ハートの国では一瞬の夢だと思って気になんてしなかったけど、ここではホスト部として過ごしているわけだし、自分の外見ってどうなんだ?
というか、よく見たら自分男子の制服だし。
「鏡?持ってないや、馨、持ってない?」
「鏡?あるよ。ハイ」
「ありがとう馨!」
さて、夢の世界の私はどうなって…
「…あんまり変わってないじゃん」
「やっぱり今日のナギ変だよ。殿、なんか変な事したんじゃないの?」
「なんだと!?光こそ、ナギに変な物でも食べさせたんじゃないのか?」
「それは僕の所為じゃなくて、ナギがいつも通り賞味期限切れた物でも食べたんじゃない?」
最初のコメントを投稿しよう!