★ホストの世界★

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  「なにっ!?ナギ、具合でも悪いのか!?」 「至って元気です」   変なのはアンタらの態度だよ。 この世界では、私は最初からいた事になってるんだ…。 なんて迷惑な親切心…。 しかも私高1だ。 別に構わないけど。   「ね、ねぇ?」 「どうかしたの、ナギ?」 「ハルヒハルヒ、鏡、鏡ない?」   ココは夢の世界。 そして私はハルヒ的存在。 …さて、見た目ってどうなってるの? 普段の私なんて、どこにでもいる普通の人だし、取り立て可愛くもかっこよくもない。 ハートの国では一瞬の夢だと思って気になんてしなかったけど、ここではホスト部として過ごしているわけだし、自分の外見ってどうなんだ? というか、よく見たら自分男子の制服だし。   「鏡?持ってないや、馨、持ってない?」 「鏡?あるよ。ハイ」 「ありがとう馨!」   さて、夢の世界の私はどうなって…   「…あんまり変わってないじゃん」 「やっぱり今日のナギ変だよ。殿、なんか変な事したんじゃないの?」 「なんだと!?光こそ、ナギに変な物でも食べさせたんじゃないのか?」 「それは僕の所為じゃなくて、ナギがいつも通り賞味期限切れた物でも食べたんじゃない?」
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