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「決まったなら帰ろうよ、ナギ」
「そうだね。後は鏡夜先パイがやってくれるし」
「今日、お一人様一パックのお肉ほしいんだけど、ナギ、一緒に並んでくれない?」
「イイよ。…というか、私ってどこに住んでんの?」
『え…?』
みんながギョッとした目で私を凝視している。
え?だって知らないし!
起きたら放課後だったし!
「鈴嶺グループの令嬢がなにバカな事を言っているんだ?」
「今日のナギちゃんおかしいと思ってたけど、もしかして記憶喪失なの?」
「え?大丈夫?」
「僕らが病院に」
「病院なら、鏡夜の家の」
「モリ先パイナイス!鏡夜、今すぐヘリの手配を」
「大丈夫ですから!ちょ、放してっ!光!馨!」
「「隊長!確保しました」」
「うむ、よくやった」
「遊ぶなバカっ!ハルヒっ、助けっ」
「…ごめん!タイムサービスの時間がっ」
「ハルヒー!?」
「明日、無事で学校で」
「ハルヒー!!」
唯一の頼りも消えた。
友情より今後の食事ですか。
そのまま私は到着したヘリに押し込まれ、病院へ。
もちろん異常はなかった。
のに、強制的に病院お泊まりが決定し、一旦、この世界を離れる事になった。
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