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もらった部屋のベッドに飛び込んで、直ぐに眠りにつく。
「…やっぱり」
いた。杉田さん。
「誰だそれは。キミは私を知っているんだろう?」
えぇ、もちろん。
「ナイトメア、はじめまして」
「はじめまして…ね。私は他の連中とは違う、キミの事は知っているよ」
「これは夢じゃないの?私は望んだだろうけど、あれはゲームの話でしょ?アリスみたいには…」
「そう、これはアリスのように現実ではない。けれど、夢でもない」
なんだそれ。意味わかんなすぎるだろ。
「意味なんてわからなくてもイイんだ。キミは元いた世界がつまらなかっただろう?」
「まぁ、それは…適度に」
「だから私が導いた。キミの望む世界に」
「それがハートの国…」
「今回はね」
…今回は?
「キミは様々なものに興味があるだろう?」
「二次元なら、ね」
「次に目が覚めたら、きっと違う世界に繋がっているよ」
違う…世界?
「例えば?」
「キミの読んだ事のあるマンガの中」
「マンガ?」
「そうだ。具体的な例はあげることは出来ないが」
ホントに?
そうだとしたら…
今の状況って…
おいしい展開なんじゃ…
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