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霊安室に向かった。
薄暗くて、寒くて、
そんなとこで
雅也君寝てた。
寒いの嫌いなくせに。
平気な顔して、
奇麗な顔して。
雅也君の手ゎ冷たかった。
私「起きて!!風邪ひくぞ!!
馬鹿兄貴起きろよ!!
トモ君と飲みに行く約束
してたんでしょ?」
何回も何回も、
雅也君に向かって
泣き叫んでた。
「馬鹿言うな!!」
「うるせぇ-な!!」
そう言って雅也君が
起きる気がしてたから。
それを見て、真美チャンも
朱里も泣いてた。
私「真美チャン泣いてるよ?
みんな泣いてるよ?
笑わせてくんないの?」
何言っても雅也君ゎ
起きなかった。
起きるはずない。
でも雅也君ゎ強いから。
一生懸命生きようと。
1秒を大事に
生きてたから。
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