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この物語は、ガミラス帝国総統デスラーがヤマトと共に、暗黒星団帝国の手先であった自動惑星要塞ゴルバ以下、第1艦隊を撃破し後のガルマン・ガミラス帝国を建国するまでを記したものである。
西暦2202年…デスラーは、母星であるガミラス星と兄弟星であるイスカンダル星の地下資源物資を採掘しようと手を伸ばして来た、暗黒星団帝国の採掘艦隊と戦闘状態に入る。
だが、ガミラス星は採掘作業中に戦闘の影響で地下物質が誘爆して消滅してしまった。
一方のイスカンダル星は、二連星だったがためにバランスを失い太陽『サンンザー』に落下を始めてしまう。
デスラーは、残存兵力で果敢に暗黒星団帝国艦隊を退け続け、さらにはガミラスの最高の重力制御技術(マイクロ・ブラックホール)により、イスカンダルを停止させる事に成功させる。
その停止させるまでの間、惑星同士の衝突を避けるため、デスラーの手自ら、第5惑星『アスタル』を破壊するという苦渋の決断もあった。
その後、ガミラス残存艦隊は徐々に追い詰められ、せめてと、デスラーは必死にイスカンダルの首都を死守する。
危機一髪でヤマトが援軍として現れ、暗黒星団帝国艦隊は全滅、最後の敵である要塞『ゴルバ』との激闘を生き抜き、無事、イスカンダルは救われた。
デスラーはヤマトの艦長代理である、古代との別れを惜しみつつ、ガミラスの生き残りを率いて、新たなる新天地を求め再び放浪の旅に発った。
そして、2204年―
デスラー率いるガミラス残存艦隊は、生き残りの同胞達を集めつつ大マゼラン星雲を離脱した。
進路を銀河へと向ける。
途中、小マゼラン星雲に立ち寄り、旧ガミラス帝国の補給基地にて、艦隊の一時的な補強と修復を行っていた。
小マゼラン星雲、ゲルニューム星―
旗艦『デスラー・ガミラシア』艦橋―
赤い塗装が特徴の、デスラー戦闘空母(通称『デスラー・ガミラシア』)を旗艦に、旧ガミラス帝国の艦隊が形成されており、今はゲルニューム星の軍港にて多くの艦艇がその身を置いていた。
デスラーの戦闘空母は、イスカンダル戦役にて損傷した個所を修復するのと同時に、塗装の塗り直しをしていた。
赤いペイントが特徴的だった艦であったが、改装でモス・グリーン(深緑)に塗り替えられ、艦橋部分も多少なり形状が変わっている。
さらに当初の260mを超える約280m程に大型化されるが、基本、この戦闘空母の概要は変わってはいない。
元々、この艦は通常の戦闘空母とは違い、デスラー砲は勿論のこと、副砲の火力を上げるなどしている。
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