〈過去〉

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「…は?」 一瞬、こいつが何を言ってるのか理解できなかった。 作者? 「マジで頭おかしい奴?」 『む、心外ですね、僕は正常です…って言っても信用してませんよね、その目は』 さて、こんな相手はどうしたらいいか知ってるかい? 答えは 『あぁ、どこに行くんですか?』 逃げる! ………………………………………………… 「ハァ、ハァ、ここまでくれば、大丈夫だろ」 ここは、学校から少し離れた商店街 それにしても、狂った奴がいたもんだ、あぁいうのはさっさと無視した方が… 『逃げたって無駄なのに』 …は? 「おま…『僕の声は多分あなたにしか聞こえないと思うので、下手にペラペラ喋ってると、変な目で見られますよ?』 ? 『一度、家に戻りましょうよ。 そこで詳しく説明しますよ』 もう、何がなんだか分からない… もう逃げ切れないと悟った俺は、仕方なくこの変人の言うことに従うことにした… これが俺と水亀の、劇的な出会いだった。
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