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「そして、〈亡霊の行進〉俺はこれ、ガセだとおもうけどな」
『なぜですか?』
「真夜中に大通りで幽霊の大行進があって、その中に自分が一番合いたい死者がその中にいるって話だろ?
やったことあるけど、何も起きなかったし」
半分正解!
正しくは死んでしまった大切な人に一度だけ、真夜中の道で出会えるってものです
「ところで、いつになったらお前の正体を教えてくれるんだ?」
『まだ出てない伝説がありますよ。
とりあえず、全部言いましょうよ』
「ったく、あと何があったかな…
あぁ、〈白い悪魔〉だったかな?
霧雨の降る日に白い靴、白いズボン、白いパーカーを着て、フードを顔まですっぽりかぶった男が現れて、人の望みを叶えてくれる代わりに代償として命を取られるってやつだろ?」
『それはゲス野郎にする事で、大体の人は一部しかとりませんよ。
あっ、でも優しい人には無償で願いを叶えることも…』
「この正体、お前なのか!」
『う~ん、近いんですけど、ちょっと違いますね』
下界に降りた僕ですね、多分。
『ほら、次々いっちゃってください!』
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