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「何様のつもりだよ、あんた」
『あんたじゃなくて、僕は水亀です。
でも、少し調子にのりすぎましたね、すいません』
「意外に素直だな…
あぁ忘れてた、俺の一番のお気に入りの伝説を忘れてた。
〈夢の楽園〉!
そこは、この世のものとは思えないような美しさ、そしてこの町の全てを一望できる夢のような楽園!
一度でいいから行ってみたいんだよな~」
へぇ~そんな事思ってたんですか。
今度、何かの時に連れて行ってあげましょうかね。
「それで、一番嫌いな伝説が〈黒い天使〉。
噂じゃ自分の気に入らない奴を消す、そんな自分勝手な奴は俺は好きじゃないんだよ」
『そうですか?
僕が聞いた話では、〈黒い天使〉は〈白い悪魔〉とは正反対で黒い靴、黒いズボン、黒いパーカーを着て、フードを顔まですっぽりかぶり、チンピラや暴走族などに交渉に行き、交渉決裂の場合にそのグループを潰す人って聞きましたよ?』
まぁこれも僕なんですけどね。
暴走族はうるさいし、チンピラはからんできて鬱陶しいし、僕はどっちかっていったら被害者です。
「〈黒い天使〉関連でいい噂は聞かないけどな、そうなのか?」
『原点はそうだったはずです』
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