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早く帰るつもりだったのに…
「…ぴぃ、俺もう帰りたいんだけど」
今、俺は番組で一緒だったぴぃと一緒に居酒屋にいるわけで…
「何つれないこと言ってんだよ、久しぶりなんだからいいじゃんか。俺がケチじゃないってこと証明してやるから」
「いや、結構」
「仁くん冷たいねー」
いや、そうじゃないし
「とにかく、俺は帰る」
「えー、せっかく梨紗ちゃん呼んだのにぃ~」
は?
「おまっ、何余計なことしてんだよ!」
「ん?何怒ってんの?俺が呼びたいから呼んだだけだもん」
「そういう問題かよ、あいつが来るなら尚更だ。帰る」
「まぁまぁ、梨紗ちゃんが来るまでもうちょっとだけ付き合ってよ」
そう言うぴぃの意図がわからないまま俺は仕方なく座っていた
「あれ、仁?」
「…よぉ」
なんてタイミングが悪いんだ
梨紗が来たのはいいが
なんで、ぴぃが居ねぇんだよ!
しかも、こいつも何でぴぃがトイレに行ってるときにタイミング良く
いや、悪く来るんだよ!!
「山下くんは?」
「ぴぃならトイレ行ってるよ」
「そう」
そして、俺の隣に座る梨紗
できることなら今すぐ帰りたいんですが…
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