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ぴぃよ、早く戻ってこい
この気まずい雰囲気どうしてくれんだよ
「久しぶりね」
ずっと黙ってたら梨紗のほうから口を開いた
「お、おぅ」
「連絡取れないからどうなってるのか心配してたの」
うん、それわざとだったし
「ねぇ、仁」
梨紗が俺を真っ直ぐ見つめる
「私を抱いてたとき私じゃない誰かを見てたでしょ?」
「えっ…」
思わぬ問いかけに俺の全てがフリーズした
「その反応を見るとやっぱりそうなんだ」
フフッと笑ってまた前を向く
「知ってたのかよ」
「やだ、気付いてないと思ってた?仁、女を嘗めちゃダメよ」
「別にそんなつもりじゃねーよ」
「こんな男に引っかかったなんて私もバカだったわ」
そう言ってカクテルを注文しだした
「お前なぁ~…」
「しょうがないから諦めてやるわよ」
なんて言いながら俺の背中をバシバシ叩く
痛てぇよ…
「本当、ポジティブな奴だな」
こいつはいつもそうだ
ポジティブで明るくて
なんつーか、友達にするにはもってこいって感じ?
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