7・それぞれの休憩

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廊下を歩いていると何やら騒々しい声が聞こえてきた。 男の怒鳴り声?罵声……のようでもある。 「てめえは地球の『ヒト』だろ!俺たちの隊にお前なんかいらねーんだよ!」 何だ、何だ? 私は廊下の脇を覗き込む。 すると、何人かの男性に囲まれた男が殴る蹴るの暴行を受けている場面が目に入ってきた。 喧嘩……?いや、複数が個人に対して一方的な暴力? その瞬間、私は驚きで目を丸くした。 その暴行を受けていた男が私の知る人物だったからである。 私は思わず、 「赤羽君!!」 と、叫びながらそこへと駆け寄り、倒れた赤羽の傍に寄り添う。 酷い……こんなに顔が腫れて…… 「おうおう、地球民のくせして、希望民の彼女ってかあ? ますます、許せねえな!」 と、私と赤羽を見下す男たち。 私はそいつらに向けて憎悪の眼差しで睨み付ける。
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