代走

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 そろそろ、勝負してみたくない? としげるが言ってきた。  しかしカイジが渋ると、しげるが何かを思いついたようだ。 「なら、俺の代走すればいい。一局、好きに打ったらいいよ」  他人のだから、気を使わなくていいよ、と彼は言う。カイジは渋りながらもしげると席を交代した。 (……人んのだから、嫌なんじゃねぇか…)  この日の一局は波乱無く終了し、カイジは胸をなで下ろして席を立ったのだ。
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