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地を蹴り、 脚を回し、 風を切る。 それは、生きているということ。   心臓が脈打ち、 肺が痛み、 頭が熱くなる。 これが、自然に挑むということ。   道を走り、 坂を駆け上がる。 見たこともない景色へ。 まだ、届いていない領域へ。   自然に挑み 自然と一体になり その中で生を謳歌する。   車輪の音も、 呼吸の荒さも 全部心地よく、 ただ、それだけで笑顔になれる。   それが、私の身近な生。
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