紫陽花

ひらり　ひらり透ける花びらが　飴の破片のように光る優しい光をこぼし　水あめのように柔らかな虹を作るポロリ　ポロリ雨に打たれ光り　オルゴールのように葉を躍らせる滑らかな旋律が　水の香りを漂わせて歌う窓の向こうに広がる世界　淡くて儚い　夢の世界窓から見える町並み　ざわめく人並み　私はここ手を伸ばして　握る恋人に　私はそっと微笑んだ「お帰り…×××」

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