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呪2魂『倉本えいりの悲しい殺人』
倉本えいり・・・1957年10月2日岡山県で生まれた。
昔岡山県にあるとある山に小さな村名前は、邪交村(じゃこうそん)と呼ばれている村でえいりは、16年間育った。
16才になった年1973年11月27日に事件は、起きた。
『えいりもやっと16才か・・・。』
倉本家の、えいりの母と父は、血の繋がった本当の姉弟であった。
えいりは、最近になって事実をしったのだが、えいりは、一人っ子のために養子に出される予定だった。
娘が養子に出されるのに涙も流さずにただ高らかにお酒を飲みながら笑う両親がえいりは、許せなかった。
『お父さん・・・私・・・。』
『どれ?お前が立派になったか見てやろう!』
えいりの父は、お酒で酔っているせいかえいりに近付くとえいりの服を無理矢理破いてきた。
『お父さん!?いったい何で!?』
『うるさぃぞ!えいり!』そう言うと父は、部屋にあった薙刀をえいりの喉元に突き付けてきた。
『お母さん・・・。』
えいりは、小さな声で母に助けを求めたが母は、父をじっと高らかに笑いながら見ていた。
『・・・!』
『えいり・・・。』
えいりの父は、えいりを裸にすると薙刀を傍に置いてえいりの体をゆっくりと触ってきた。
『や・め・・・て・・・!』
えいりは、傍にあった薙刀を掴むと父親の喉元に突き刺した。
『あんた!!』
父親の喉元に突き刺した薙刀を喉元から抜くとえいりは、母親めがけて薙刀を飛ばした。
すると薙刀は、母親の顔面に命中した。
『・・・お父さん・・・お母さん・・・。』
えいりの頭の中は、二人を殺してしまったとの事だけがグルグルと回っていた。『!』
えいりは、はっと思いついたように外に飛び出した。『・・・!』
えいりが村に誰かを呼ぼうと走っていくと、そこは、もう血の海とかした景色と人間達の生々しい死体が積まれていた。
『・・・おっ?』
村の人を殺したと思われる男がえいりに近付いてきた。
『なんだ・・・まだいたのか・・・。』
男は、銃をポケットから取り出すとえいりに突き付けた。
『・・・いゃ・・・。』
『悪いね・・・。』
えいりの涙と共に辺りが血の海と化した・・・。
えいりは、自分を殺した男を恨み地獄から蘇ってきたと黄泉に話した。
呪3魂『鏡の絆』
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