4人が本棚に入れています
本棚に追加
呪5魂『地獄少年現る(前編)』
2011年1月6日・・・あるサイトで妙な噂が流れていた。
『地獄少年がまた人をあの世に流したんだとょ!』
『地獄少年?地獄少女じゃなかったっけ?』
『それがさ・・・地獄少年は、恨みがない人間でもあの世に流してくれるらしいぜ!地獄少女は、無理らしいけどな(笑)』
『へぇ・・・。』
『・・・だって・・・お嬢さん・・・。』
太一が黄泉に頼まれて地獄少年の事を調べるためにこのサイトへ入り込んだらしい。
『太一・・・それで地獄少年の名前は?』
『ん?珍しいな才野仁が依頼以外に興味持つなんて・・・名前は、偽名かもしれないけど、倉敷龍と言う名前らしいよ。』
才野仁は、その時自分が死ぬ前に児童施設に置いてきた二歳の子供龍を思い出した。
『馬鹿な・・・龍は、今53才になって奥さんや子供に恵まれて幸せなはず・・・。』
『・・・えいり地獄少年に接触するのを手伝ってくれるか・・・。』
『いいよ!才野仁が地獄少年に接触したいなんて急にどしたんだい?』
『・・・。』
後編へ続く
最初のコメントを投稿しよう!