4人が本棚に入れています
本棚に追加
呪6魂『倉敷龍の過去』
倉敷龍の過去は、悲惨な過去だった・・・。
二歳になった年両親が自殺・・・児童施設に預けられるも翌年に全焼・・・三歳で食べ物もなく餓死状態になっている所を連続殺人犯倉敷勉に助けられ倉敷龍と名乗った。四歳で殺人の仕方を仕込まれ龍が七歳になった頃倉敷龍勉が亡くなり龍は、また一人になってしまった・・・。
食べ物は、外のごみ箱から拾い水は、公園の水道水を飲み寝る所は、ダンボールの中で育った・・・ある年の日曜日龍が10歳になった年に公園で三歳の子供に『汚い』と言われ腹が立った龍は、近くにあった大きな石で三歳の子供を殴り殺害したために見ていた母親に通報され警察に捕まり少年院送りになった・・・。
罪は、懲役三年だったのだが龍が十三歳になった年が龍の最後の人生となった・・・。
『倉敷龍!返事をしろ!』少年院で事件は、起こった龍の態度が悪いからと少年院の先輩達が龍を窓がない部屋へと呼び出すとそこには、二酸化炭素が充満しており龍が外へ出ようとするとドアには、カギがかかっておりその翌日に鑑識員に発見されたがもう息をしていなかった。
『俺・・・死んだんだな・・・。』
『まだ君には、やってもらいたい事があるんだよ・・・地獄少年・・・。』
龍が目を覚ますとそこは、一面に敷き詰められた骸骨の山に埋もれていた・・・そう龍は、天国では、なく地獄に堕ちたのだ・・・。
『誰だ・・・?』
『君は、地獄少年になる素質がある・・・。君は、地獄少年になる運命に選ばれて今までその運命を背負ってきた少年だ・・・。』
『どこにいる?』
『さぁ・・・受け取りなさい。』
龍の来ていた白装束が綺麗な男物の着物へと変わったとたん龍の意識は、なくなった。
『ククク・・・やったぞ・・・地獄少年の完成だ・・・。』
そう龍は、地獄少年になった直後から魂を失った操り人形みたいにされてしまったのだ・・・。
この時からじょじょに龍と黄泉達の運命は、交ざりあおうとしていた・・・。
予告
呪7魂『消えぬ思い』
最初のコメントを投稿しよう!