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入学式が始まり、中央に設置された特設ステージの壇上に、アークライムの教師たちが上がってきた。
その中には、姉シルビアの姿もある。
――――姉さんがどうしてここにいるのでしょう? 女騎士団として最高位の『ワルキューレ』に所属している筈ですが……
そんなことを考えていると、壇上の中心に立っている中年の男性が喋り始めた。
「ようこそ、アークライム騎士養成学校へ。私は、校長のシグルト・エヴァンズバーグです。
みなさんには、これから三年間、立派な騎士となれるよう勉学、鍛練に励んでもらいます。
己が目指す理想の騎士となれるよう、そしてエーテルラントの誇れる剣となれるよう精進して下さい」
「ウォオオォォオォォォーー!!」
場内が生徒たちの歓声に包まれる。
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