第一話

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シルビアが壇上の中央まで来ると、先程まで沸いていた生徒たちが、一斉に静かになり、場内に静寂がひろがる。 その光景といったら、不気味の一言だ。 その静寂を切り裂いて、シルビアが話し始めた。 「この良き日に、アークライムの門を叩きし生徒諸君。 私は、シルビア・レクセシオン。 騎士団『ワルキューレ』に所属している騎士だ。 私は、年々弱体化している若手の育成のため、急遽このアークライムの1-Sクラスを担当することになった。 共に頑張っていこう!! よろしく頼む」 「ワァァァァァ!」 「キャャャャャャ!!」 またもや、悲鳴とも絶叫とも言えぬ、凄まじい歓声が沸く。 「姉さん、やはりすごい人気ですね。 ……それにしても、姉さんが担任ですか」 沸き立つ生徒等を尻目に、誰に言うでもなく、ハサウェイは小さく呟いた。無表情なまま……
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