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そんなくだらない会話をしている内に、二人は1-Sクラスにたどり着いた。
ハサウェイとアリオンは自分の名前のプレートが置いてある席に腰を下ろした。
ハサウェイの席は、四列あるうちの、左から二列目の三番目。
至って教室の中央付近だ。
アリオンは、ハサウェイの後ろの席だった。
左隣りに目を向けると、ティアが座っていた。
ティアも、ハサウェイの視線に気付き、話しかけてきた。
「ハサウェイ君、隣りの席なんだね。
よかったぁ、隣りの人がどういう人なのか、ドキドキしてたの」
「そうですか、僕もティアが隣りでよかったですよ」
話しかけてきたティアは舌をペロッと出して笑っていた。
その仕草が実に様になっていて、とても……可愛かった。
だから、ハサウェイは普段なら絶対に言わないようなこと、
“ティアが隣りでよかった”
などと言ってしまったのだ。
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