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残りの二つの条件は、隔週の日曜には必ず顔を見せに来ること。
もう一つが、婿候補のいる学校に通うこと。
である。
最後の条件には釈然としなかったのだが、
――――国内最大の騎士養成学校なら、あの方がいるかもしれない……!!
と、淡い期待、希望とも言えるものを抱き、ティアは三つの条件を飲むことにしたのだ。
そして今、ティアは戦士の空騒ぎ亭の前に、こうして立っているのだ。
「あれ?
ティアじゃないですか?
こんな所でどうしたんです?」
後ろから急に声を掛けられ、ティアは驚いて転びそうになりながらも、辛うじて耐え、声の主の方へ振り返った。
「えっ、ええぇぇぇー!!!!」
振り向いたその先に居たのは、ハサウェイだった。
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