13年後のクレヨンしんちゃん

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何かにびっくりして、僕はまた戻ってきた。 見なれた僕のお家。いつもの匂い。少し肌寒いゆうやけ空。 口の中がしょっぱい。 「なんで!!!!」 いきなり、辺りに大声が響いた。びりびりとふるえてしまうような、いっぱいの声。 重たい体をひきずって、回り込んで窓からお家の中をのぞきこむ。 しんちゃんのお父さんとお母さん、ひまわりちゃん。 そして、僕の大好きなしんちゃんも。 みんなみんな、泣いていた。
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