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「母ちゃんの行った病院がヤブだったに決まってる!!オラが他の病院に連れてくぞ!!!」
しんちゃんが、ぼろぼろ涙をこぼしながら、怒っている。
ひまわりちゃんもうつむいたまま、顔をあげようとしない。
「しんのすけ。落ち着け。仕方ないんだ。」
しんちゃんのお父さんが、ビールの入ったコップをにぎりしめたまま、呟いている。
「仕方ないって父ちゃんは…ホントにそれでいいの!!!???」
「良いわけないだろ!!!!!」
しんちゃん以上のその大きな声に、だれもなにも言わなくなった。
その静かな中にしんちゃんのお父さんの低い声が、ゆっくりひびく。
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