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りん「紫桐りんだ。よろしく」
そら「よろしくね!えっと…紫桐君」
りん「りんで良い。タメなんだからそんなに気を遣うな」
そら「あ…うん。わかった。りんって呼ぶね?
俺の事もそらでいーから」
少しビックリだ。俺は最初の話し方からして『俺』なんか呼ぶような奴には見えなかったのに。イメージ的には僕だよなあ…
りん「嗚呼。わかった」
それからすぐに授業が始まったので俺たちは話すのを止めた。俺はいつものように机に伏せて寝る。あらかたの事は聞かなくても分かるからだ。うとうとしていると俺は誰かに起こされた。
「…ん?りん?起きてー?」
俺の事をりんと呼ぶのは何人かしか居ないので検討はついた。起き上がるとそれはそらだった。
りん「…なんだ…」
そら「次、体育館だってー俺場所分かんないから…」
りん「嗚呼、今行く」
そういって俺は立ち上がり荷物を取り出した。振り向くとそらは当たり前だが女子に囲まれていて。俺は無視して歩き出した。そらが後ろから走って来るのがみえみえだ。
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