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「ご、ごめんなさい…、ユウジさん」
ごめんなさいって謝ったのに…謝ったのに…。
ユウジさんの、動きは止まるはずも無く。
ゆるゆると、膨らみのラインに沿って這う舌。
触れそうで触れない。
快感と言う沼の淵に立たされ
沼の湿気に、徐々に侵食されていくかのような、感覚。
絶えず与えられる、じれったいチリチリとした気持ち良さに、声が溢れた。
一度、溢れたら止まらないよね?
でも、ユウジさんは、相変わらずその先へは進んでくれない。
「ユ、ユウジさん…」
なあに、と目線のみ上げてくる。
「…い、いじわる…」
くすり、と笑ったのだろう。
息が、胸にかかる。
「どうして、ほしい…?」
ユウジさんが、舐めて濡れたところを指でなぞる。
次に与えられるであろう、動作に期待し体が震える。
「……して」
「なに、聞こえない…」
「も、と…して……」
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