不機嫌ぼーいず

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「財前おるー?」 教室内に俺の大好きな声が響き渡った 「何スか、先輩?」 俺がそう言うと先輩は俺を手招きして呼んだ 「なぁ、今日テニス部休みやろ?」 「そーっスけど.... それがどうかしたんスか?」 先輩からこないなこと聞いてくるっちゅーことは期待してええんか、俺? 「あんな? 放課後買いモンに付き合ってほしいんやけど....」 「スタバ奢ってくれるならえーッスよ」 素直や無い俺はこんなこと言ってまうけど.... 「スタバー? 自分、か弱い乙女に奢らせんなや」 「は、か弱い乙女なんてどけにおんねん」 「あんたの目の前におるやろ」 「先輩がか弱い乙女なら、この世の女みんなか弱い乙女になってしまうわ」 「はぁ?お前最悪やんけ」 「で? スタバ奢ってくれるんスか?」 「....しゃーないなぁ 放課後、校門な」 「了解ッスー」 そーして、俺は今日も可愛げの無い後輩を演じる えんど ぐだぐだだし、関西弁無理っちゅー話や← スタバ思いついたのは、植原サン家の卓也くんより←
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