縹緲たる未来

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重く暗い禁書に洗脳され、笑い仮面を張り付けた顔は醜く歪む 剥き出しの心は脈を鳴らして往生を説く 時間の彼方より飛来する欺きの自己 彼の肉体は暗黒のしじまを駆け抜ける 淡々とした日々に鬱々と呼吸の調べは響く 生きているも死んでいるも同じ
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