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『…えー、じゃあ瑠依君。頼めるかな?』
みんなの視線の先を気付いたのか、担任のセンコーがオレに確認してきた。
…断れないんだよなぁ…。
「…はい。分かり、ました」
それだけ言うと、クラスの奴らの痛い視線は消えて、担任の表情がパッと明るくなった。
『おー、ありがとな。瑠依は、二年連続だけど…去年のように真面目にやってくれる事と思ってるよ』
…あー、めんどくせぇ…。
…また、か。
机に肘をついてボーっと教卓の方を見ていたら、春の陽気からか、だんだんと眠気がオレを誘い…
いつの間にか寝てしまっていたのだった。
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