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『…ぃ、…るぃ…』
ん?
『おい!!深森!深森瑠依!』
勢い良くガバッと体を起こす。
そこは、すこし夕焼け色に焼けた教室だった。
時計を見ると、針は5時を指している。
いつの間にか寝ていたらしく、机にはちょびっとヨダレが付いていた。
『お前、寝る時ぐらいメガネ外したら?』
オレの横には見覚えの無い奴。
「…おはよう。…誰?」
『おはよう。
ってか、俺、深森と同じクラスなんだけど?そりゃーねーよ』
そいつの、茶色めの髪が夕日に照らされて、透き通るベッコウ飴みたいな綺麗な色を放つ。
とても笑顔が似合う奴。
…でも…、
…こんな奴いたっけ?
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