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『俺の名前は、西巻尚紀(にしまき なおき)。この学校の普通科の“JUNONboy”って呼ばれてまーす』
これって…自慢だよね?
てか、オレも一応自己紹介した方がいいのかな。
「…オレは深森瑠依」
尚「ちゃんと覚えてるよ」
笑顔の上、即答で返されてしまった。
尚「なぁなぁ、急なんだけどさ、瑠依ってなんかやってんのか?バイトとか。
オレさ、今バイト探してんだよね」
知らねーよ。
…急に聞かれても困るし。
初対面にその話題ってどうよ。
って、瑠依って呼び捨てかい。
「…何も?」
一応、答えておく。
雑誌のオタクモデルはやったけど…それは言わなくてもいいよな。
すると、尚紀は不思議な顔をしながらオレの顔を覗きこんできた。
尚「…てか、髪長くない?前髪切んないの?」
「…めんどくさいから」
尚「…なんで、髪そんなに長くしてんの?ヘタしたら、そこら辺の髪長い女子よりも長いかもよ?」
まぁ、確かに。
オレの髪は腰辺りまである。
「切るのめんどいから」
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