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殺された……。
隣の部屋で、犠牲者が出た。
体の震えが止まらない。
止まれ!止まれ!止まれって言ってんだ!!
キーィ。
まさか!?
奴だ!!
鬼が部屋に入って来たんだ。
「人間の匂いがするぞ」
なんだこいつ……。
人間離れしてる。
鬼は俺のいる部屋を探し始めた。
やめろ! 消えてくれ!!
ヤバい、やられる!
怖い……鬼が怖いんだ……。
死の恐怖から逃げたい。
「はあはあ」
とっさに声が漏れた。
ヤバい!
必死に口を抑えた。
「あれぇ 声がしたぞぉ」
ヤバい、確実にこっちに向かって来る。
鬼はベッドを調べ始めた。
殺される……。
そして鬼はベッドの下を調べた。
俺は鬼と、目があった。
太っていて、目がにやついている。
「みっけぇ」
くそ! やられる。どうする。どうする。どうする。
「うわああぁぁあああ」
俺は一か八かで鬼に飛びかかった。
鬼は転んだ。そして鬼が持っていた、ショットガンが吹き飛んだ。
「やった……」
しかし、まだ危機である事には変わらない。
とにかく、俺はこの部屋を飛び出した。
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