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「ねぇ仁は知ってたの?
亮ちゃんが俺等の事
気付いていた事に」
「なんとなくね」
「亮ちゃん 俺と仁が
付き合うのは自然な事
だと言ってくれたよ」
嬉しそうに笑う和也
この先に待つのは決して楽しい事だけじゃない
でも それを支えてくれる友人がいる
それだけで
和也と手を取って
前に進める
亮 本当にありがとう
ありのままの俺等を受け止めてくれて
「和 もう一度
キスしていい?」
「な、ダメに決まってん
じゃん ここ外だぞ」
逃げようとする和也を捕まえて
「だって さっきメス猫
に襲われて気持ち悪く
って ねぇ消毒して」
「今したじゃん」
「あれはあれ
これはこれ」
なにそれと笑うその口元に
他のヤツとキスしてしまった懺悔と
愛してると言うこの想いをのせ
end
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