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乗車して数時間後、バスはカルデラ湖近くのユースホステルへ到着した。
禮斗と聡試は、昨夜は猛の鼾で熟睡できていない。
そのため、移動中は眠っていたのだった。
その間、猛と彰は携帯ゲームで狩りに出掛けていたようだ。
白熱して奇声を上げる武は、周りから白い目で見られていたのだが…
本人は気付かなかったようである。
彰は気付いて、真っ赤になっていたのは余談である。
バスがユースホステルへ着いた。
「あ~
やっと着いたぜ!」
猛が伸びをしながら言う。
禮斗と総試も体を動かしている。
「バスで寝るのはキツいね」
「そうだね。
体がバキバキいってるよ」
そんな2人へ猛が言う。
「なぁ~んだ。
らいと も そうし も、だらしないなぁ~」
((誰のせいだ~!))
心の叫びがハモる、2人であった。
一向は早速、ユースにてチェックインを行う。
荷物を部屋へ置き、ユースの食堂で食事だ。
ここのユースは、隣接した牧場のミルクが売りである。
禮斗と彰は、ジャガイモとアスパラ等が入ったクリームシチュー定食を頼む。
猛はカレー、聡試はカルボナーラである。
(猛…
ミルクが売りの店で、何故カレー…)
思わず、心の中で猛へ突っ込む、禮斗であった。
ユースで昼食を終えた一行は、カルデラ湖行きのバスへ乗る。
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