第参話

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朝食、大家族になった五十嵐家ではテーブルに椅子という洋風に慣れていない土方達一向は床に座り茶托を囲みながら珍しそうにテレビを見たりしながら食事をする。 料理は誠の母松子(しょうこ)と井上の二人で作った、運んだりしたのは藤堂と近藤が手伝った。近藤は楽しそうにしながら手伝ったのだった。 「ずいぶん長い廁でしたね」 「………」 「うわ黙るんだムカつく」 「総司……!」 『どっちの総司ですかぁ??』 「両方だ阿呆!!!!!」 沖田と総司は良きぴったりにしながら土方を馬鹿にして楽しんでいた。 「土方さん落ち着けって…つか米飛んだ」 「そうだせ土方さん、朝から怒ってちゃ夜がもたなっ」 「ご飯中だ……」 永倉、原田、斉藤の三人でコントのような事をしながら話していた。 永倉は土方が飛ばした米を取りながら斉藤に殴られた原田を笑う。 その様子を誠は味噌汁をすすりながら見ていた。
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