第参話

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沖田の提案により皆で外に出ることになった。 家を出る直前に進と歩が訪ねてきて、進と歩も一緒に出かける事になった。 「誠誰だ?」 土方が鋭い目付きで二人をにらむ。 「幼なじみの東條進と歩だよ」 「うわ…似すぎ」 「姉貴の時期旦那」 総司はニヤニヤと笑いながら進の肩を叩き柔らかい雰囲気を壊した。 誠は笑顔が固まり、進は大量に冷や汗を流し、土方は進を強い殺気を放ちながら睨み付けている。外に出るから皆腰に刀はないが、あればすでに抜いていたかもしれない。 「…ほう、誠の…次期旦那か」 「ひぃい!」 「このひょろい男が五十嵐の旦那か」 「五十嵐の方がたくましいよなぜってぇ」 「言えてる」 「誠に殴られるぞ……」 斉藤がボソッと呟いたのと同時に誠の拳は二人目がけて放たれた。 「ざまぁないですね」 「自業自得だね」 「クソッ平助のくせに」 「えぇなんで!」 「外行かないのか?」 近藤が外に出てウキウキしながらまっていた。
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